情シスジャーナル
2022.12.26

起業時やオフィス移転に必要な電話回線の開設、一体どうやって開設?

最近では固定電話・ビジネスフォンを置かない法人様も増えていますが、依然として法人代表電話を設置している法人様も多く、業務において必要なアイテムと言っても過言ではありません。今回は情シス君では起業時、オフィス移転時などで必要な固定電話の開通に関する情報を紹介し、注意点・チェック点を解説します。

電話回線の種類

固定電話と言っても、使用する電話回線には様々なタイプがあります。アナログ回線が一般的でしたが、IT技術の発展と普及によって様々な機種・メニューが出てきました。それぞれ開通方法が異なりますので、それぞれ種類を把握しましょう。アナログ回線にはダイヤル式とプッシュ式があり、いずれも名前のとおりアナログ信号を送受信する回線です。1回線1通話ですが、安定性が高くて災害時にも強いという特徴があります。ISDN回線はデジタル回線とも呼ばれており、通話時に送受信するのはデジタルデータです。音質がクリアであることや電話番号で複数の回線を使えることが挙げられます。今一般的になりつつある、光回線もデジタル回線の一種ですが、こちらは光の点滅を用いて送受信することが特徴となっています。光ファイバーケーブルを使用するため、通信のスピードは非常に速いです。比較的新しく登場したサービスとして、IP電話というサービスもあります。これは費用を抑えやすい傾向があることや主に電話番号が「050」から始まることなどが特徴です。

電話回線を開通させるまでの流れ

固定電話を開通する際に、様々な電話回線の種類がある中で、電話回線を開通させるまでの流れをご紹介します。電話機を購入・リース契約するだけでは使用できないことはよく知られておりますが、実際の開通までの流れについてわからない!という方は参考にしてみてください!

流れ①加入権取得・加入プラン決定

アナログ回線を選択する場合、加入権を取得することが開通に向けてのスタートになります。とはいえ、自分で電話局本体とやり取りするのではなく、開通をサポートしてくれる代理店に問い合わせることが一般的です。これはアナログ回線以外の場合も同様であり、代理店に事情を伝えて相談したうえで、自分に合ったプランの提案を受け、加入プランを決定します。

流れ②工事手配・開通工事

加入プランが決まればNTTなどの連携した代理店などが、固定電話使用に必要な書類の送付といった手続きを案内してくれます。とくに難しいこともなく、抜けなく進めていくと手配は完了です。その後に、手配の内容に沿って開通のための工事が行われます。ただし、工事はその日のうちに行われないので、すぐ電話を使えるようにはなりません。工事にかかる期間は予約の混み具合や種類によって異なりますが、アナログ回線の場合はおおよそ1週間~2週間程度です。特に期初めや、年末年始など混雑が予想される時期は、使用まで2週間以上を要することもあり、事前に代理店などに確認することが望ましいでしょう。

流れ③使用開始

①と流れ②を完了させると、無事固定電話を使用することができます。使用後の注意点は、「ナンバーディスプレイ機能ないの?」「転送サービスない!」など、使用後にあると思っていたサービスが存在しないなども多々あります。よって、使用開始後はテストで使用し、各機能が無事付帯しているかどうかなど、確認することも大切です。

電話回線を開通時、気を付けておくべきこと

固定電話を開通する際に、気を付けておくべきことをご紹介します!実際開通し、使用する際に「こんなはずではなかった!」とならないように参考にしていただけますと幸いです。

電話のみ開通し、インターネット開設は忘れてしまうケース!インターネット開設も忘れずに

固定電話を使用するために電話回線を開設し、工事も完了した結果、電話が可能となった!となりますが、一方電話開設に気を取られてしまい、インターネットの開設手続きをせず、業務に支障がでる場合もあります。IT化が進んだ昨今、インターネット開設は必須であり、当然でもあります。よって電話開設のみならず、インターネット開設も抜け目なくできるようにインターネット開設も確認することが重要と言えます。

電話開設し使用開始したあと、支払遅延が起きてしまう!使用料支払の設定を忘れずに

固定電話を使用するために電話回線を開設し、工事も完了した結果、電話利用が可能となった!となりますが、一方電話開設に気を取られてしまい、インターネットの開設手続きをせず、業務に支障がでる場合もあることをご紹介しました。また、使用後電話使用料の納付・支払設定をしておらず、請求書が届いているのにも関わらず、全く気づかず未払いが続くこともしばしば事例としてあります。開設し、使用する場合、必ず使用料の支払設定(口座振替・請求書払)などを合わせて実施しておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、「起業時やオフィス移転に必要な電話回線の開設、一体どうやって開設?」についてご紹介しました。情シス君では、電話開設や、インターネット開設も対応させていただきます。もしお困りの方は情シス君へお問い合わせください。

記事を書いた人
情シス君運営本部 コンサルタント M